「書」の元来の目的は、言葉や思想を伝達するという見地から、朱鳳は文字は「美しく読み易く」なければならないと考えています。なぜなら、正しい基本に基づかない「書」は正しく人に伝えることができないからです。基本に裏付けされた「朱鳳の書に対する世界観」は、建築や舞踊・音楽などのさまざまな芸術分野との融合も可能になります。「幽玄の美」という言葉があります。墨色の濃淡によって表現された世界観です。それは、色彩で表現されたものよりも人の感受性に委ねられた深遠な世界です。「朱鳳の書」は、長年の鍛練と墨色の幽玄美が融合された高雅で優美な世界観で創り出されています。

今を生きることば」 幻冬舎より発売中
論語、菜根譚、花鏡、禅師の教えなどから選りすぐった45の智慧の結晶。

人生を導く禅のことばを、伝統を受け継ぐ書道家・近藤朱鳳の書とともに。

「よき言葉は人に勇気を与えます。本書が、日常の様々な場所でみなさまの道標(みちしるべ)となり、加えて、書のお手本になれば幸いです」(—近藤朱鳳)
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